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【米国市場サマリー】米中貿易摩擦の懸念や世界的システム障害もあり、大型テクノロジー銘柄は大幅下落

【米国市場サマリー】米中貿易摩擦の懸念や世界的システム障害もあり、大型テクノロジー銘柄は大幅下落

先週は、大型テクノロジー銘柄からの資金流出が続き、S&P500とNASDAQは週間で4月以来の大幅下落となりました。マクロ経済は好調なものの、トランプ前大統領の再選も含んだ米中貿易摩擦の懸念や世界的なシステム障害がテクノロジー株の下落相場を後押ししました。為替は、日米の要人発言を受けて一時的に円高に振れるも、週末にかけて反発しています。当局の為替介入はなかったとされています。こうした相場下落時のアクションについては以下記事もご覧ください。米国株式市場:大型テクノロジー株からの資金逃避でS&P500とNASDAQは4月以来の大幅下落7月15日(月) 米国株式市場は続伸し、トランプ前大統領の再選観測が強まり、規制緩和への期待が高まりました。FRBが9月にも利下げを始めるとの観測もあり、リスク選好度が上昇しました。FRBのパウエル議長は、米経済が景気後退を回避できるとの見方を示し、第2四半期のインフレ指標には目標回帰に向けた進展が見られたと述べました。暗号資産関連株も好調で、Coinbase Global、Marathon Digital Holdingsが10%以上も上昇しました。再生可能エネルギー関連株や中国企業株は下落しました。Goldman Sachs(GS.N)は2.6%上昇し、第2四半期決算で利益が2倍以上に増加しました。7月16日(火) ダウ工業株30種が終値で最高値を更新しました。6月の米小売売上高が予想を上回り、FRBが景気後退を回避しつつインフレを抑制するとの見方が強まりました。主要3株価指数は全て上昇しましたが、NVIDIAやMicrosoftなどの大型グロース株の下げがNASDAQの上昇を抑えました。UnitedHealth Groupは6.5%上昇し、Bank of Americaも5.3%上昇しました。7月17日(水) S&P 500とNASDAQが大幅安となりました。米中貿易摩擦の激化懸念から半導体株が急落しましたが、ダウ工業株30種は上昇し、3日連続で最高値を更新しました。フィラデルフィア半導体指数(SOX)は6.8%下落し、NVIDIAやAppleの下落によりNASDAQは2.8%下落しました。FRBのベージュブックは経済活動が控えめなペースで拡大を維持したとの認識を示しました。金融市場は9月の利下げ開始確率を93.5%と織り込んでいます。7月18日(木) 主要株価3指数が軒並み大幅安となりました。大型グロース株から資金が流出し、相場は一時の上げから下げに転じました。投資家の不安心理を示すVIXは5月初旬以来の高水準を記録しました。S&P 500の主要11セクター中、ヘルスケア株の下げが最も大きく、エネルギー株は唯一上昇しました。Domino’s Pizzaは13.6%安でした。Netflixは第2四半期の新規会員数が市場予想を上回ったものの、第3四半期の見通しが慎重であったため引け後に下落しました。7月19日(金) 主要株価3指数が続落しました。世界的なシステム障害による混乱が長引き、不安が強まった市場では不確実性が高まりました。システム障害の原因はCrowdStrikeのセキュリティーソフトの障害とされ、CrowdStrikeの株価は11%急落しました。フィラデルフィア半導体指数(SOX)は3.1%下落しました。Netflixは1.5%安、エネルギーセクターは最大の下げを記録しましたが、ヘルスケアと公益セクターは上昇しました。結果として、週の半ばから3日連続の下落で、特に半導体中心に大型グロース株が大きく下げて1週間を終えました。米経済のソフトランディングや金融緩和の見通しなどマクロ経済的には好調でしたが、大型テクノロジー銘柄から小型株への資金環流が続く中、トランプ前大統領の再選も含んだ米中貿易摩擦の懸念や世界的なシステム障害がテクノロジー株の下落相場を後押しした形になります。今週決算のあった主要銘柄のサマリー記事はこちらから。為替市場:日米要人発言で一時的に円高に振れる為替は、7月17日には米国のトランプ前大統領からドル高是正のコメントが、日本の河野太郎デジタル相から日銀への利上げ要求コメントがあり(後ほど直接求めたものではないと訂正)、一時的に円高が進みました。今回は当局の為替介入はなかったとみられています。しかし、その後は週末にかけて再び円安方向に振れ、1週間ではやや円高で終わりました。今週のマーケット:M7決算が始まり、大型テクノロジー銘柄の今後に注目今週(2024/7/22-7/26)は、AlphabetとTeslaの決算があり、資金流出で揺れるM7銘柄の決算が始まります。過去2週間下落している大型テクノロジー銘柄の相場を占う決算になりそうです。ブルーモの公式Xでも決算や指標の速報をお届けするので、興味ある方はフォローしてみてください。https://x.com/Bloomo_invest

【米国市場サマリー】弱いCPI結果で9月利下げが確定路線に。テクノロジー銘柄からの資金シフトと為替介入で市場は大きく変動

【米国市場サマリー】弱いCPI結果で9月利下げが確定路線に。テクノロジー銘柄からの資金シフトと為替介入で市場は大きく変動

先週は、前半の株式市場はS&P500とNASDAQの最高値更新が続きましたが、米CPI結果で利下げが確定路線になると、テクノロジー銘柄から中小型株への資金移動が起こり、最近の市場上昇を支えた大型テクロジー銘柄は急落しました。金曜には反発したため、1週間で見ると大きな変化なく終わりました。為替は、米CPI結果に合わせた政府・日銀による為替介入が実施され、2夜連続で大きく円高が進みました。160円台で推移していたドル円は157円台にまで戻しています。米国株式市場:CPI結果でインフレ沈静化は明確に。資金は大型テクノロジー銘柄から中小型株に移動7月8日(月) 米国株式市場はS&P 500とNASDAQが最高値を更新しました。特にNVIDIAが約2%、Intelが6%以上、Advanced Micro Devices (AMD)が4%上昇し、フィラデルフィア半導体指数(SOX)を1.9%押し上げました。市場はFRBによるインフレ抑制の進展を見極めようとしており、FRBのパウエル議長の議会証言にも関心が集まっています。7月9日(火) S&P 500とNASDAQが最高値を更新して取引を終えました。NVIDIAが2.5%高と上昇を主導し、他の半導体株の下落を相殺しました。Microsoftは1.4%下落しましたが、Teslaは3.7%高で年初来の上昇率は5%となりました。FRBのパウエル議長は議会証言で、一段と良好な経済データが得られれば利下げの根拠が強まると述べました。市場は年内0.5%の利下げを引き続き織り込み、9月の0.25%利下げの確率は約72%と予想しています。7月10日(水) NASDAQとS&P 500が過去最高値を更新して取引を終えました。NASDAQは7営業日連続、S&P 500は6営業日連続で最高値を更新しました。パウエル議長の議会証言を受け、FRBが9月に利下げするとの期待が高まりました。フィラデルフィア半導体指数が2.4%高で過去最高値を更新しました。NVIDIA、Micron Technology、AMDがそれぞれ上昇し、Appleも1.9%高で過去最高値を更新しました。7月11日(木) NASDAQが急落し、S&P 500も下落しましたが、ダウ工業株30種は小幅高でした。米労働省が発表した6月のCPIは予想外に下落し、9月利下げ観測が高まりました。CMEのFedWatchによると、9月利下げ確率は90%超となりました。大型株は売られ、MicrosoftとAmazonは2%以上、Meta Platformsは約4%下落しました。Teslaは8.4%急落しましたが、中小型株は上昇し、Russell 2000は3.6%上昇しました。7月12日(金) S&P 500とダウ工業株30種が取引時間中の史上最高値を更新し、上昇して取引を終えました。FRBが9月に利下げに踏み切るとの見方が優勢になりました。AppleやNVIDIAが1%以上上昇しましたが、大手銀行株はまちまちの決算を発表し、振るいませんでした。Russell 2000は1.1%高となり、3日続伸しました。市場は9月までに利下げが実施される確率を94%と予想しています。結果として、週の前半は利下げ期待主導で株価の最高値更新が続きましたが、CPI結果で利下げ見通しが固まると大型テクノロジー銘柄からその他の銘柄に資金が移動し、グロース市場は急落する局面となりました。過去数ヶ月間過小評価されていた中小型株に対する見直しと、大型テクノロジー銘柄の急速な株価上昇に対する調整が起きたと理解できます。市場が大きく変動する際に改めて気をつけたポートフォリオの分散についての記事と、グロース株の成長に注目されがちな中でバリュー株投資についても焦点を当てた記事はこちらから。為替市場:弱いCPIと2度の為替介入で大きく円高へ為替は、米国のCPI結果で9月の利下げがほぼ確実視されたタイミングの11日、政府・日銀による為替介入が実行され、大幅な円高が進みました。また、12日にも円高が進む局面があり、2夜連続で為替介入が行われたと見られています。ドル円は157円台にまで戻しています。前回5月は介入後に相場はすぐ円安に戻っていきましたが、市場ではさらに追加での為替介入を警戒する声も出ており、来週の相場に注目です。今週のマーケット:決算シーズンの本格開始、金融銘柄とヘルスケア銘柄から今週(2024/7/15-7/19)は、決算シーズンが本格開始し、バフェットも多く保有するBank of Americaなどの大手金融機関や大型ヘルスケア企業の決算に注目です。ブルーモの公式Xでも決算や指標の速報をお届けするので、興味ある方はフォローしてみてください。https://x.com/Bloomo_invest

【米国市場サマリー】弱い雇用統計を受け、Teslaをはじめ大型グロース株が躍進。指数は過去最高値を更新

【米国市場サマリー】弱い雇用統計を受け、Teslaをはじめ大型グロース株が躍進。指数は過去最高値を更新

先週は、弱い雇用統計が利下げ期待を形成し、大型グロース株が目覚ましい上昇を見せました。結果、S&P500とNASDAQは過去最高値を更新し、特にNASDAQは週間で3%を超える上昇となりました。一方、成長はTeslaをはじめとしたM7銘柄に集中しているという不均衡も見られています。為替は、円安が進行していましたが、米国の利下げ期待によって週後半は円高が進行。1週間で見ると大きな変化はありませんでした。米国株式市場:弱い雇用市場が利下げ期待を形成し、大型グロース株が躍進7月1日(月) 米国株式市場は上昇し、AppleやTeslaなどの大型グロース株がNASDAQを押し上げました。ダウ工業株30種とS&P 500種は小幅高で取引を終えました。Appleは2.9%、Microsoftは2%、Amazonは2.2%上昇しました。Teslaは第2四半期の納車データ発表を控え、6.1%高となりましたが、半導体株は下落し、フィラデルフィア半導体指数(SOX)は1週間ぶりの安値付近に押し下げられました。7月2日(火) 主要株価3指数が軒並み上昇し、特にTeslaや大型グロース株が主導しました。Teslaは第2四半期の納入台数が予想よりも小幅な減少にとどまり、1月初め以来の高値に上昇しました。米国債利回りが低下する中、Apple、Amazon、Alphabetといった大型グロース株も買われました。FRBのパウエル議長は、インフレが鈍化する確信を持つ前に一段のデータを確認する必要があると述べました。半導体株はまちまちでしたが、NVIDIAは1.3%下落しました。7月3日(水) S&P 500とNASDAQが過去最高値を更新して取引を終えました。経済指標の発表を受け、FRBによる9月利下げ観測が高まりました。Teslaは6.5%急伸し、6カ月ぶり高値に近づきました。フィラデルフィア半導体株指数は1.92%上昇する中、NVIDIAは4.6%上昇しました。7月4日(木) 独立記念日で市場休場7月5日(金) 主要株価指数が上昇し、NASDAQとS&P 500が過去最高値を更新しました。米労働市場の軟調さを示すデータを受け、9月の利下げ見方が強まりました。上昇を牽引したのは大型株で、Microsoftは約1.5%上昇し、Meta Platformsは約5.9%上昇して終値で最高値を更新しました。米労働省が発表した6月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比20万6000人増となり、失業率は約2年半ぶりの高水準に上昇しました。結果として、大型グロース株や半導体株が主要指数を押し上げ、特にNASDAQとS&P 500は過去最高値を複数回更新した1週間でした。米労働市場の軟調さを示すデータがFRBび9月利下げ観測を強め、株高の要因となりました。TeslaやMeta Platformsが大きく上昇し、Microsoftも最高値を更新し、M7銘柄の好調が目立ちました。7月5日から対象期間に入る「サマーラリー」など市場のアノマリー(規則性)をまとめた記事は以下からご覧になれます。為替市場:米国の利下げ期待が高まり、円安進行は一旦落ち着く為替は、週半ばまでは円安が進行しましたが、米国の弱い雇用統計から形成された利下げ期待により、ドル円の金利差縮小を想定しが円高が進みました。1週間を通すと相場に大きく変化はなく終わっています。来週は、日銀の債券市場参加者会合が開催されるため、今後の国債買い入れについてどのような発言がされるかも注目です。今週のマーケット:最重要指標のCPIが公表され、今期の決算発表が始まる今週(2024/7/8-7/12)は、インフラ動向を占う最重要指標であるCPIが公表され、今後の利下げ期待に大きく影響すると考えられます。また、金融機関を皮切りに今期の決算発表も始まります。ブルーモの公式Xでも決算や指標の速報をお届けするので、興味ある方はフォローしてみてください。https://x.com/Bloomo_invest

【米国市場サマリー】NVIDIAは下げ止まり、テクノロジー銘柄は好調。ドル円は160円を突破し、歴史的な円安水準に

【米国市場サマリー】NVIDIAは下げ止まり、テクノロジー銘柄は好調。ドル円は160円を突破し、歴史的な円安水準に

先週は、NVIDIA株の続落が止まるものの、半導体銘柄は低調でした。一方、先週から今週にかけて経済指標はインフレ沈静化の兆候を示しているので、利下げ期待からTeslaをはじめとした、半導体以外のテクノロジー株は好調な1週間でした。為替は、期末の実需ベースでの売買もあり、円安が進行して160円台になりました。財務省では神田財務官が交代し、後任に三村国際局長が就くことが決定。今後の当局対応にも注目が集まります。米国株式市場:NVIDIAは乱高下し半導体銘柄は低調だが、その他テクノロジー株は利下げ期待で好調6月24日(月) ダウ工業株30種が5日続伸し1カ月ぶりの高値を付けた一方、NASDAQは1%以上下落しました。FRBの年内利下げ見込みを背景に、投資家はAI関連株から一部の出遅れ銘柄へとポートフォリオをシフトさせる動きが見られました。半導体大手NVIDIAは6.68%下落し3日続落、他の半導体銘柄も下落し、フィラデルフィア半導体指数(SOX)は3.02%安となりました。6月25日(火) NASDAQが1.3%上昇し、NVIDIAなどの大手ハイテク株が買われました。前日まで3営業日続落していたNVIDIAは6.8%上昇し、フィラデルフィア半導体指数も1.8%上昇しました。AlphabetとMetaもそれぞれ2.7%、2.3%上昇しました。一方、ダウ工業株30種は小売関連株の下げと主要インフレ指標の発表を控えて反落しました。6月26日(水) 市場は不安定な値動きの中、小幅高で取引を終えました。半導体大手NVIDIAが引けにかけてプラスに転じ、Apple、Amazon、Teslaなど他の大型株も上昇しました。Teslaは4.81%、Amazonは3.90%上昇し、Amazonの時価総額が2兆ドルを超えました。6月27日(木) 市場はほぼ変わらずでしたが、NASDAQは小幅上昇しました。耐久財受注やGDP確報値の発表があり、経済活動の減速が示される中、利下げ期待が高まりました。Alphabet、Meta、Amazonがそれぞれ上昇しましたが、Micron Technologyは第4四半期の売上高見通しが市場予想並みだったため7.11%下落しました。NVIDIAも1.90%下落しました。6月28日(金) 市場は序盤の上昇から下げに転じて取引を終えました。5月の個人消費支出(PCE)価格指数は前年比2.6%上昇し、前月の2.7%から鈍化しました。NIKEは20年ぶりの大幅下落を記録し、19.98%急落しました。セクター別では、エネルギーと不動産が上昇しましたが、公益事業と通信サービスは下落しました。結果として、NVIDIAは下げ止まりを見せるものの、全体的に半導体銘柄は低調な1週間でした。一方、NVIDIA以外のM7銘柄は利下げ期待を背景に比較的好調で、特にTeslaは大きく伸びました。第2四半期を終えてS&P500とNASDAQは四半期でそれぞれ3.9%、8.3%上昇しましたが、ダウ工業株30種は1.7%安となりました。先週の主要決算サマリーは以下記事からもご覧になれます。為替市場:円安はさらに進行し、当局の介入なく160円台に為替は、期末の実需ベースでのドル買い圧力もあり、円安が進行してドル円は160円を突破しました。米国金利高がしばらく続くとの市場見通しになっているため、日米金利差から円高に戻す材料が見つかりにくい状況です。また、財務省では3年ぶりに国際金融・通貨政策の最高責任者である財務官が交代し、後任として三村国際局長が着任することが発表されました。ドル円相場に対する当局の対応にも注目が集まります。今週のマーケット:ISM景気指数や失業率が公表今週(2024/7/1-7/5)は、ISM景気指数や失業率などの重要指標の発表があるので、ここからFRBの動きにどのような見通しが立てられるかに注目です。ブルーモの公式Xでも決算や指標の速報をお届けするので、興味ある方はフォローしてみてください。https://x.com/Bloomo_invest

【米国市場サマリー】Nvidiaは一時的に時価総額世界1位。ドル円は160円台が近づき緊張高まる

【米国市場サマリー】Nvidiaは一時的に時価総額世界1位。ドル円は160円台が近づき緊張高まる

先週は、週前半は先週からの上昇相場が続き、Nvidiaは一時的に時価総額で世界1位になりました。しかし後半は好調だったテクノロジー銘柄に調整が入り、Nvidia株を中心に下落して1週間を終えています。1週間で見ると大きな変動はない結果となりました。為替は、FRB高官発言やPMI(購買担当者景気指数)が高く出たことを受け、米金利の高止まりリスクが認識され、急速に円安が進みました。日米関係から、日本の財務省も為替介入を実行しにくい環境にあり、円安がどこまで進むかに注目が集まっています。米国株式市場:Nvidiaは一時的に時価総額で世界1位になるも、テクノロジー銘柄に調整が入る6月17日(月) 米国株式市場は主要3指数が上昇し、S&P 500とNASDAQは終値で過去最高値を更新しました。経済指標の発表とFRB当局者の発言が注目されました。AppleとMicrosoftが反発し、それぞれ1.97%と1.31%上昇しました。Broadcomは目標株価引き上げを受けて5.41%上昇しましたが、NVIDIAは0.66%下落しました。6月18日(火) S&P 500とNASDAQが引き続き終値で過去最高値を更新しました。NVIDIAが最高値を更新し、時価総額でMicrosoftを抜いて世界首位となりました。5月の小売売上高が市場予想を下回ったものの、鉱工業生産が予想を上回り、FRBが年内に2回利下げを行うとの観測が高まりました。6月19日(水) 市場休場日6月20日(木) S&P 500とNASDAQが下落し、連続最高値更新が止まりました。NVIDIAは3.54%下落し、Dell TechnologiesとSuper Micro Computerも下落しました。労働市場の鈍化を示す指標が発表され、商務省の発表した5月の一戸建て住宅の着工件数も減少し、景気の弱さが示されました。エネルギーと公益事業セクターは上昇しましたが、情報技術セクターは下げを主導しました。6月21日(金) S&P 500とNASDAQが小幅続落しました。NVIDIAの下げが続き、情報技術セクターが0.84%下落しました。Microsoft、Alphabet、Amazonは上昇しましたが、Appleは1.04%下落しました。この日は株式先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引の満了日が重なる「トリプルウィッチング」で、ボラティリティが高まりました。6月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が2年2カ月ぶりの高水準となり、米中古住宅販売戸数は3カ月連続で減少しました。結果として、最近好調だったテクノロジー銘柄に調整が入り、下落傾向で1週間を終えたものの、S&P500全体は上昇しており、エネルギーや公益事業セクターの銘柄は好調な1週間でした。先週の主要決算サマリーは以下記事からもご覧になれます。為替市場:急速に円安が進み、160円台に近づく為替は、米国の高金利が長期化する見通しが出てきたことで、円安が進行しました。20日はFRB高官のインフレ抑制に時間がかかるという発言から、21日は米国PMI指数が高かったことから、FRB利下げが遅れる見通しが出たことが影響していると考えられます。米国の為替報告書で、為替慣行に関する「監視リスト」に日本が追加されたことを受け、日本の当局が為替介入に踏み切るハードルは高くなったとみられていますが、財務省の神田財務官は過度な変動があれば適切に対応したいと述べています。今週のマーケット:週後半にGDPやPCEデフレーターの公表今週(2024/6/24-6/28)は、週後半に実質GDPやPCEデフレーターといった、景気動向や物価を判断する重要指標の発表があります。また、ドル円が160円を突破した場合の当局の対応にも注目が集まります。ブルーモの公式Xでも決算や指標の速報をお届けするので、興味ある方はフォローしてみてください。https://x.com/Bloomo_invest

【米国市場サマリー】CPIが予想を下回りインフレ減速が明確に、株式市場は大幅上昇

【米国市場サマリー】CPIが予想を下回りインフレ減速が明確に、株式市場は大幅上昇

先週は、注目のCPIが予想を下回る結果だったことを受け、利下げ期待が高まり株式市場は大幅上昇となりました。S&P500やNASDAQは連日最高値を更新しています。生産者物価指数(PPI)なども予想を下回っているので、インフレ減速傾向は見えていますが、FOMC後にFRBからは年内の利下げは1回という見通し(これまでは3回の見通し)が出て、市場からはやや保守的に受け取られました。為替は、CPI結果とFOMC後の利下げ見通しで乱高下したことに加え、日銀の金融政策決定会合で国債買入れ減額の具体的計画が出なかったことが材料となり一時的にドル円が158円台まで円安に進みました。先週のマーケット米国株式市場:CPI結果でインフレ減速が見え、株式市場は全体的に上昇6月10日(月) S&P500とNASDAQが過去最高値を更新しました。Nvidiaが0.7%上昇し、10対1の株式分割を実施したことが寄与しました。同社はダウ工業株30種への採用観測が浮上しました。Appleは年次開発者会議初日に1.9%下落し、投資家は同社のAI分野での取り組みに注目しました。6月11日(火) 前日に続きS&P500とNASDAQが最高値を更新しました。Appleが音声アシスタント「Siri」に生成AI技術「アップルインテリジェンス」を導入すると発表し、株価が7.3%上昇しました。S&P情報技術セクターも1.7%上昇し、最高値を記録しました。6月12日(水) S&P500とNASDAQは3日連続で終値での最高値を更新しました。5月のCPIが市場予想を下回り、FRBが年内の利下げを1回のみと予想したことが材料視されました。Oracleは四半期決算が好調で13.3%急伸し、Appleも2.9%上昇しました。6月13日(木) 市場は4日連続でS&P500とNASDAQが終値での最高値を更新しました。新規失業保険週間申請件数の増加と5月の卸売物価指数(PPI)の予想外の下落が早期利下げへの期待を高めました。半導体大手Broadcomは、AI関連半導体の通期売上高見通しを上方修正し、株式分割を発表したことで12.3%急伸しました。6月14日(金) NASDAQは5営業日連続で終値ベースの最高値を更新しましたが、S&P500とダウ工業株30種は小幅安となりました。Adobeは売上高見通しを上方修正し、14.5%上昇しました。情報技術セクターが0.5%上昇し、終値ベースの最高値を更新しました。結果として、先週からの利下げ期待による株高がCPI結果でより加速したことに加え、個別銘柄でもテック企業の好調な決算結果やAppleのAI周りでのニュースが好材料となり、グロース株中心に大幅な上昇となった1週間でした。先週の主要決算サマリーは以下記事からもご覧になれます。為替市場:日米の金融政策で乱高下為替は、米国のCPIの下振れ結果で円安に動くも、FOMC結果で年内利下げ回数が1回と見通されたことで反発しました。日銀の金融政策決定会合でも、国債買入れの減額方針は示されたものの、具体的な計画が出なかったことで、一時的に円安が進みました。1週間で見ると、やや円安で終えています。今週のマーケット:実体経済周りの指標発表あり今週(2024/6/17-6/21)は、先週に比べるとイベントが少なく、実体経済周りの指標発表のある1週間になります。インフレ減速は望まれる一方、実体経済の減速もやや警戒されているので、予想を下回る減速傾向が出ないかが要注目になります。ブルーモの公式Xでも決算や指標の速報をお届けするので、興味ある方はフォローしてみてください。https://x.com/Bloomo_invest

【米国市場サマリー】S&P500とNASDAQは過去最高値を更新、Nvidiaは時価総額世界2位へ

【米国市場サマリー】S&P500とNASDAQは過去最高値を更新、Nvidiaは時価総額世界2位へ

先週は、雇用関連指標が予想を下回ることでFRBの利下げ期待につながり、株式市場は全体は上昇基調となり、S&P500とNASDAQは過去最高値を更新しました。また、Nvidiaは一時的に時価総額が3兆ドルを突破し、時価総額でAppleを抜いて世界2位となりました(週末時点では3位に後退)。なお、Nvidiaは6/7に株式分割を実施したため、ブルーモでは6/13(木)から売買を再開する予定です。為替は、FRB利下げ期待で円高が進行しましたが、金曜日の雇用統計が予想を上回ったことを受けて円安に戻し、やや円高で1週間を終えました。先週のマーケット米国株式市場:雇用関連指標は強弱あるも、米国市場全体への楽観的な見通しにつながる6月3日(月) ダウ工業株30種が下落する一方、NASDAQとS&P500はプラス圏で引けました。ISM製造業景気指数の低調な結果とニューヨーク証券取引所(NYSE)の技術的な不具合が影響しました。Nvidiaは次世代AIチップ「Rubin」の発表を受けて4.9%上昇しました。6月4日(火) 米国株式市場は小幅高で引けました。予想を下回る雇用関連指標が発表され、FRBの利下げ観測が強まりました。4月の雇用動態調査(JOLTS)の求人件数が3年超ぶりの低水準となり、米国債利回りが低下しました。不動産や主要消費財が上昇する一方で、素材やエネルギーセクターは下げが目立ちました。6月5日(水) 株式市場は続伸し、S&P500とNASDAQが過去最高値を更新しました。ADPが発表した5月の全米雇用報告で、民間部門雇用者数が予想を下回り、FRBの利下げ期待が高まりました。NvidiaやTSMCが上昇し、Nvidiaの時価総額が3兆ドルを突破しました。6月6日(木) S&P500とNASDAQは小反落しました。雇用統計の発表を控えて、前日の過去最高値から後退しました。ダウ工業株30種は小幅続伸しました。Nvidiaは約1.2%下落し、時価総額で再び3位に後退しました。6月7日(金) 株式市場は小幅安で引けました。予想以上に強い雇用統計が発表され、FRBの利下げが急がれないとの懸念が広がりました。非農業部門雇用者数が予想を大きく上回り、賃金の伸びも再加速しました。一方、米国経済の健全性はプラス要因ともなり、S&P500は間もなく切り返し、取引時間中の最高値を更新する場面もありました。Nvidiaは続落し、時価総額が3兆ドルを再び下回りました。結果として、週前半の雇用関連指標は予想を下回る一方、金曜の雇用統計は予想を上回り、強弱が混じる展開となりました。予想を上回った雇用統計は、直近のGDP等の弱さで景気後退が懸念されていた米国経済に対するプラスの面もあり、利下げ期待は後退させつつも、株式市場の大きな下落には繋がりませんでした。先週の主要決算サマリーは以下記事からもご覧になれます。為替市場:雇用関連指標の影響で揺れるも、週間ではやや円高為替は、雇用関連指標によるFRB利下げ期待に応じて円高進行と円安への揺り戻しが起き、週間ではやや円高で終わっています。今週のマーケット:日米の金融政策会合があり、米国では最注目のCPIが公表予定今週(2024/6/10-6/14)は、米国金融政策に大きな影響を与える消費者物価指数(CPI)の公表があり、その後FOMC(FRBの金融政策決定会合)が控えています。日本でも14日に日銀の金融政策決定会合の発表があり、株式市場・為替ともに大きなイベントのある1週間です。主要企業では、半導体大手のBroadcomや、クリエイティブソフトのAdobeが決算を控えています。ブルーモの公式Xでも決算や指標の速報をお届けするので、興味ある方はフォローしてみてください。https://x.com/Bloomo_invest

【米国市場サマリー】テック銘柄の決算不調でNASDAQは大きく下落、インフレはやや減速

【米国市場サマリー】テック銘柄の決算不調でNASDAQは大きく下落、インフレはやや減速

先週は、セールスフォースやデルの決算が不調だったことに加え、米国債利回りも上昇したので、NASDAQは大きく下落しました。一方、金曜日に公表されたPCEではインフレ緩和が見えたこともあり、市場は最後に反発して1週間を終えています。為替は、米国債利回り上昇を受け、やや円安が進行しています。先週のマーケット米国株式市場:決算不調でNASDAQは下落するが、インフレ懸念がやや和らいで反発5月27日(月) メモリアルデーのため市場休場5月28日(火) NASDAQ総合指数は史上初めて17,000を突破し、Nvidiaの株価が7%上昇したことが主要な要因となりました。他の半導体株も軒並み上昇し、フィラデルフィア半導体指数は1.9%上昇しました。情報技術セクターが上げを主導する一方で、ヘルスケアと工業セクターは下落しました。5月29日(水) 米国株式市場は下落し、特に公益事業株が大きく下げました。米国債の利回りが上昇し続け、株式市場に圧力をかけました。FRBの利下げ見通しが後退し、年内の利下げは11月か12月に1回のみと予測されています。個別銘柄では、アメリカン航空が第2四半期の利益見通しを引き下げ、株価が13.5%下落しました。5月30日(木) 市場は続落しました。NASDAQ総合指数は1%以上下落し、セールスフォースの業績予想が市場予想に届かなかったため、株価は19.7%の大幅安となりました。この日発表された第1四半期のGDP改定値は年率換算で前期比1.3%増となり、速報値の1.6%増から下方修正されました。個別銘柄では、HPが四半期売上高予想を上回り17%急伸しました。5月31日(金) ダウ工業株30種とS&P500は上昇して取引を終えました。ダウは1.51%上昇し、昨年11月以来最大の上昇率を記録しました。エネルギーセクターが2.5%上昇する一方で、情報技術セクターは下落しました。4月の個人消費支出(PCE)価格指数は前年比2.7%上昇し、コアPCE価格指数は前年比2.8%上昇しましたが、個人消費支出の増加は鈍化しました。個別銘柄では、デル・テクノロジーズが利益見通しを下方修正したことで17.9%急落しました。結果として、週間比では6週間ぶりにS&P500とNASDAQが下落して終わりました。一部テック銘柄の決算不調がグロース市場を引き下げ、Nvidiaをはじめとするテック上位6銘柄との差が広がる形になりました。S&P500に占める上位6銘柄の比率は30%と歴史的な高水準となっています。先週の主要決算サマリーは以下記事からもご覧になれます。為替市場:米国債利回り上昇もあり、やや円安へ為替は、入札不調による米国債の利回り上昇を受け、日米金利差が広がったことからやや円安に振れて1週間を終えました。財務省の為替介入実績が公表され、過去最大となる9.7兆円規模の介入が行われていたことが明らかになりました。今週のマーケット:週後半の雇用統計に注目今週(2024/6/3-6/7)は、週後半に物価を占う雇用統計(失業率等)の公表があり、今後の利下げ動向への影響が予想されます。CrowdstrikeやDocusignといった銘柄決算も、NASDAQの反発上昇に影響するので注目です。ブルーモの公式Xでも決算や指標の速報をお届けするので、興味ある方はフォローしてみてください。https://x.com/Bloomo_invest

【米国市場サマリー】インフレ懸念が強まるも、Nvidia決算が市場を牽引してNASDAQは過去最高値を更新

【米国市場サマリー】インフレ懸念が強まるも、Nvidia決算が市場を牽引してNASDAQは過去最高値を更新

先週は、注目のNvidia決算は予想を上回る内容で株価は1000ドルを突破しましたが、経済指標からインフレ懸念されて全体では一時的に調整局面も見られました。1週間を通して、S&P500ほぼ横ばいで、NASDAQは過去最高値を更新しました。為替は、インフレ懸念で円安が進行し、市場が為替介入を警戒する水準へと到達しました。先週のマーケット米国株式市場:Nvidia決算が再び予想を上回り、インフレ懸念の中でもグロース銘柄は上昇5月20日(月) NASDAQ総合指数はNvidiaの決算発表を控え、過去最高値を更新しました。半導体株が牽引し、Nvidiaは2.49%上昇。S&P500テクノロジー指数は1.32%上昇しました。一方、JP Morganはジェイミー・ダイモンCEOが、足元の株価では大量の自社株買いはできないとの見方を示し、4.5%下落して指数を圧迫しました。5月21日(火) 市場は小幅高で取引を終えました。Nvidiaの決算発表とFOMC議事要旨公表を控え、投資家は慎重な姿勢を保ちました。IBMはオープンソースとしてのAIモデルのリリース計画が好感され2.09%上昇しました。5月22日(水) 市場はFOMC議事要旨を消化し、下落して取引を終えました。4月30日から5月1日に開催されたFOMCの議事要旨では、FRB当局者がインフレ統計に失望感を示しているものの、物価圧力の緩和を確信していることが示されました。一方、Nvidiaは市場閉場後の決算発表で市場予想を上回る売上高見通しを示し、時間外取引で約6%上昇しました。5月23日(木) 市場は下落して取引を終えました。Nvidiaが好業績見通しを背景に9.32%上昇し、初めて1000ドルを上回りましたが、経済指標でインフレが依然として懸念され、FRBによる利下げが先延ばしされるとの見方が広がりました。5月24日(金) 市場は反発し、ナスダック総合指数は終値ベースで最高値を更新しました。この日は経済指標で消費者のインフレ見通しの改善が示され、FRBに利下げ余地があるとの見通しが広まり、株価が上昇しました。Workdayは年間サブスクリプション収益見通しを下方修正したことで15.33%下落しました。結果として、経済指標からインフレ懸念が一時高まるも、Nvidia決算を受けて市場は持ち直す形となりました。先週の主要決算サマリーは以下記事からもご覧になれます。為替市場:円安が進行し、為替介入水域に近づく為替は、米国でインフレ懸念が再燃し、日米金利差の縮小が遠のいたとの見方から円安が進行しました。ドル円は157円台と、過去の為替介入時のレートに近づいていることもあり、市場からは為替介入への警戒感も高まっています。米国のイエレン財務長官は日本の為替介入を牽制する発言をするものの、日本の神田財務官は「今後も必要に応じて、いつ何時でも適切な措置を取って参りたい」と介入の正当性をアピールしました。今週のマーケット:27日は休場日、GDP関連指標の公表を控える今週(2024/5/27-5/31)は、27日が米国のメモリアルデー(戦没者追悼記念日)のため休場となります(売買は行われません)。経済統計はGDPや個人支出などが公表されるので、インフレ見通しと景気後退の見通しへの影響が注目されます。その他、Salesforceや最近急上昇しているDell Technologiesの決算発表もあります。ブルーモの公式Xでも決算や指標の速報をお届けするので、興味ある方はフォローしてみてください。https://x.com/Bloomo_invest

【米国市場サマリー】CPI結果を受けて利下げ見通しが広まり、株価は過去最高値を更新

【米国市場サマリー】CPI結果を受けて利下げ見通しが広まり、株価は過去最高値を更新

先週は、注目されていた主要指標のCPIが前年同月比で上昇率が鈍化したことを受け、年内の利下げ期待が市場に広がり、S&P500とNASDAQは過去最高値を更新して上昇しました。また、NYダウは4万ドルの大台を突破しました。為替は、米国の利下げ見通しで一時的に円高が進むもその後は反発、1週間で見るとあまり変わらない状態となりました。先週のマーケット米国株式市場:CPI結果で利下げ期待が高まり、株式市場は全面的に上昇14日にPPI(生産者物価指数)が公表され、前月比で予想を上回るも(前月指標に下方修正の更新が入ったため)、前年比では予想通りに収まる結果でした。FRBのパウエル議長は再利上げを迫られる可能性は低いとコメントしたことから、14日に株価は上昇。15日に公表されたCPI(消費者物価指数)は市場予想通りの結果でしたが、前年同月比で上昇率が鈍化していること、過去3ヶ月続いた予想上振れが収まったことから、インフレ鈍化のサインと認識されました。CPI結果を受け、FRBが9月と12月に利下げをする可能性が高いという見方が広がったことで、15日の株価は大きく上昇し、S&P500とNASDAQは過去最高値を更新しました。また、15日公表の小売売上高も増加予想に対して横ばいで推移し、ガソリン価格の高騰で他の商品への支出も減っている傾向が明らかになり、米経済の過熱が収まりソフトランディングに移行しているとの認識も形成されました。16日にはNYダウが初の4万ドルの大台に乗り、17日には終値でも4万ドル台を維持して1週間を終えました。結果として、CPI結果による利下げ期待から、米国株式市場は非常に好調な1週間となりました。一方、次の注目は今週発表のNVIDIA決算へと移り、そこで市場に大きな動きが生まれるとの見方も出ています。その他、主要銘柄の動きApple (AAPL) は、iPhoneでChatGPTを手掛けるOpenAIの技術を利用する合意に近づいたとの報道から、13日に約1.8%上昇スイスの保険大手Chubb (CB) は、四半期開示でウォーレンバフェットの率いるバークシャーが保有していることがわかり、16日に約4.7%上昇半導体大手のAMDは、マイクロソフトのクラウドコンピューティングの顧客にAI半導体のプラットフォームを提供すると発表したことで、17日に約1.1%上昇先週の主要決算サマリーは以下記事からもご覧になれます。為替市場:米金利低下の見通しから一時円高になるも、反発して大きく変わらず為替は、CPI結果を受けて円高が一時的に進むもその後反発し、1週間を通じて見ると大きな動きなく終えました。17日に日銀が定例の国債買入額を維持すると発表したことから、日銀が金融政策の変更(金融引き締め)に消極的だと捉えられたと見られます。今週のマーケット:NVIDIA決算がテクノロジー銘柄の動向を左右するか今週(2024/5/20-5/24)は、24日公表のNVIDIA決算に注目が集まります。前四半期も市場が下落気味の中、予想を大幅に上回るNVIDIA決算によって一気に上昇トレンドが生まれたこともあり、テクノロジー銘柄の動向に大きく影響すると考えられています。その他、FANG+に入っているSnowflakeの決算や、小売企業の決算もあります。ブルーモの公式Xでも決算や指標の速報をお届けするので、興味ある方はフォローしてみてください。

【米国市場サマリー】株式市場は利下げ観測の回復で続伸し、4月の下落をほぼ取り戻す

【米国市場サマリー】株式市場は利下げ観測の回復で続伸し、4月の下落をほぼ取り戻す

先週は、主要指標では米国新規失業保険申請件数が予想を下回りました。先週末の雇用統計の結果が弱かったことと合わせて利下げ観測が広がり、株式市場は上昇して1週間を終え、4月の下落分をほぼ取り返す形になりました。為替は、米国で利下げ観測が広がる中でも円安が進行し、強い円安トレンドを示して1週間を終えました。先週のマーケット米国株式市場:利下げ観測が広がるも、来週のCPI・PPIの様子見週の前半は先週末の雇用統計を受けて利下げ観測が広がる中で株価が上昇。主要決算では、7日にディズニーが決算結果の不振を受けて株価が急落し、8日もUberの決算が予想外の赤字だったため株価が急落しましたが、市場全体は利下げ観測に下支えされた結果となりました。9日公表の米国新規失業保険申請件数は予想を上回ったことから、景気の沈静化シグナルと見られ、利下げ観測を後押しして週後半の株式市場を押し上げました。結果として、主要指標は続伸して1週間を終え、再利上げ懸念と中東情勢の緊迫化による4月の下落分を完全に取り戻す形になりました。一方、FRB高官からは利下げを開始するには景気とインフレ率の沈静化を確認できる必要があるとの発言があり(ボストン地区連銀のコリンズ総裁、リッチモンド地区連銀のバーキン総裁)、利下げ期待を牽制する動きもありました。市場全体は来週のCPI・PPIに向けて様子見で、大きく動くのは来週という見方も出ていました。その他、主要銘柄の動きEV大手のTesla (TSLA) は、中国生産車の販売が前年比18%減との統計を受けて、7日に3.8%下落半導体のNVIDIA (NVDA) は、半導体受託生産大手のTSMCの4月売り上げが60%増加したとの発表を受け、10日に1.3%上昇為替市場:円安が進行し、根強い円安トレンドを示す為替は、先週の為替介入以後は徐々に円安が進行し、全体で2円以上の円安となって1週間を終えました。米国で利下げ観測が広がり、日米金利差縮小報告の見通しの中、根強い円安トレンドを示す形になりました。また、財務省の神田財務官からは、さらなる為替介入を「いつでもやる用意ある」と、円安を牽制するコメントもありました。今週のマーケット:利下げ見通しに影響するCPI・PPI結果に注目今週(2024/5/12-5/17)は、14日公表の生産者物価指数(PPI)と15日公表の消費者物価指数(CPI)に注目が集まります。特にCPIはインフレ指標としてFRBが最も重要視しているので、今後の利下げ観測に大きく影響します。その他、WalmartやHome Depotといった小売大手の決算もあります。ブルーモの公式Xでも決算や指標の速報をお届けするので、興味ある方はフォローしてみてください。おはようございます☀️5/10の🇺🇸市場サマリーです。 ✅ 主要株価3指数S&P500とダウ平均は上昇した一方、NASDAQ はほぼ変わらずとなりました。市場では、来週発表されるインフレ指標が今後の動きを左右すると見られています。✅個別株・ $NVDA 1.3%上昇📈… pic.twitter.com/U7ya63O6I9— ブルーモ証券|米国株資産運用アプリ (@Bloomo_invest) May 11, 2024

【米国市場サマリー】為替介入でドル円は152円台まで下落、株式市場は利上げリスクの緩和から上昇

【米国市場サマリー】為替介入でドル円は152円台まで下落、株式市場は利上げリスクの緩和から上昇

先週は、FOMCで金利据え置きを発表。パウエル議長声明から利上げ実施の可能性が低いと認識されたこと、3日の雇用統計が予想を下回ったことから相場は上昇して1週間を終えました。為替は、財務省による為替介入が2度実施されたと見られ、一瞬160円台にタッチしたドル円は、雇用統計の結果もあって152円台まで下落しています。先週のマーケット米国株式市場:FOMC後の声明と雇用統計で危機意識が薄まる週の前半はFOMCを控えた見通しで株価が推移。30日に公表された雇用コスト指数が予想以上の上昇率だったことから、FOMC前の不安が高まり30日に株価指数は1−2%下落しました。1日のFOMCは市場予想通りに金利の据え置きを決定。FOMC後のパウエル議長声明で、次の動きは利上げでなく利下げである見通しを示したものの、過去数ヶ月で2%のインフレ目標に対しての進捗は見られないとの見解を示しました。FOMC結果を受けて、年内の利下げ開始は不透明なものの、利上げのリスクは緩和されたことで、2日の株価はやや上昇しました。3日に公表された雇用統計が予想を下回ったことから、FRBの9月利下げ開始の期待が高まり、株式市場全体は急上昇。1週間トータルではプラスで終えました。注目のM7決算はAmazonとAppleがあり、どちらも市場予想を上回る業績で、Appleに関しては1100億ドルの自社株買いを発表し、市場全体の上昇に貢献しました。今週でS&P500構成銘柄のうち397銘柄が決算を終え、そのうち77%が予想を上回る業績を示しているので、全体として今期決算は好調だったと言えます。その他、主要銘柄の動きEV大手のTesla (TSLA) が中国で自動運転展開に向けた規制上のハードルをいくつかクリアしたことが好感触となり、29日に15%上昇半導体のAMD (AMD) は、AI向け半導体の売上高見通しが弱かったことから、30日に9%下落半導体のQualcom (QCOM) は、決算結果が売上・EPSともに予想を上回ったため、2日に9%上昇製薬のAmgen (AMGN) は、肥満治療薬の中間治験データと決算の内容が良かったため、3日に11%上昇 為替市場:為替介入と米雇用統計で急速に円高が進行為替は、財務省は公式コメントを出していないものの、29日と2日の2度にわたって為替介入が実施されたと見られ、ドル円は160円台に到達する水準から急落しています。さらに、米雇用統計が予想を下回ったことで、FRBの利下げによる日米金利差縮小の期待が生まれ、ドル円はさらに円高が進行して1週間を終えました。日銀当座預金見通しによると、29日の介入な5.5兆円規模、2日の介入は3.5兆円規模と見られています。今週のマーケット:ディズニーなどエンタメ大手が決算今週(2024/5/5-5/10)は、DisneyやElectronic Artsなどエンタメやゲームの大手会社決算や、UberやAirBnBなどのグロース銘柄の決算があります。また、先週の為替介入を受けて、ドル円がどのように今週動くかも注目です。ブルーモの公式Xでも決算や指標の速報をお届けするので、興味ある方はフォローしてみてください。[経済指標速報🇺🇸] 🇺🇸非農業部門雇用者数(前月比)結果:+17.5万人予想:+24.0万人#米国株 #失業率 #株クラの輪を拡げよう— ブルーモ証券|米国株資産運用アプリ (@Bloomo_invest) May 3, 2024

【米国市場サマリー】M7決算好調で株価は上昇するも、ドル円は158円台へ

【米国市場サマリー】M7決算好調で株価は上昇するも、ドル円は158円台へ

先週は、M7など主要企業の好調な決算を受けて株式市場は上昇。四半期GDP数値は予想を下回ったことでの懸念も出ましたが、決算の好材料が上回る形になりました。為替は、日銀の金融政策決定会合で追加利上げが見送られたことで、さらに円安が加速して今週は158円台にまで到達しました。先週のマーケット米国株式市場:M7決算の好調に後押しされて上昇市場は先週の大幅下落に対する反発からスタートしました。注目のTESLA決算は新型モデルの発売前倒し公表が好感触となり、株価上昇圧力に。25日公表の四半期GDPが予想を下回り、24日の市場閉場後に発表されたMETA決算も振るわなかったことから、25日は米国経済への不安が先行し、株価が一時的に下落。一方、25日の市場閉場後に公表されたMicrosoftとAlphabet決算が予想を上回る内容だったため、AI事業が大手テック企業の利益率を圧迫する懸念が解消されました。また、26日公表のPCEでもインフレ率は予想を若干上回りましたが、市場の想定を大きく超える内容ではなく、決算のポジティブ要素が上回り株価は大きく上昇して1週間を終えました。その他、主要銘柄の動き音楽配信のSpotify (SPOT) が、粗利益が10億ユーロを上回る決算発表をしたことを受け、23日に11%上昇航空宇宙事業のGE Aerospace (GE) は、決算ガイダンスで強気の通期利益見通しを出したことで、23日に8%上昇IBM (IBM) は、決算で売上高が予想を下回ったほか、クラウドソフトウェアのHashiCorp買収発表もポジティブにならず、25日に8%下落半導体大手のIntel (INTC) は、決算ガイダンスで売上・利益率の見通しが弱かったため、26日に9%下落 為替市場:日米金利差の高止まり期待から円安が加速為替はPCE米金利の高止まりが予想される中、26日の日銀の金融政策決定会合で追加利上げが見送られ、長期国債買い入れ維持も示されたので、大きく円安に振れて1週間を終えました。日本の通貨当局の為替介入が注目されるドル円水準ですが、米国のイエレン財務長官からは為替介入に対する抑制的な発言もあり、介入期待も広がっていない状況となっています。今週のマーケット:M7決算後半戦、FOMC開催今週(2024/4/29-5/3)は、M7決算ではAmazonとAppleが控えており、米国政策金利を決定するFOMCも開催されます。今回FOMCに対する予想は金利維持が支配的ですが、FRB高官から何か見通しに対する発言があるか、M7決算後半戦も好材料を維持できるかが大きな焦点です。ブルーモの公式Xでも決算や指標の速報をお届けするので、興味ある方はフォローしてみてください。おはようございます☀️25日の🇺🇸株式市場サマリーです。✅決算速報‼️・ $MSFT 決算→時間外取引で株価は5%上昇📈・ $GOOGL 決算→予想を上回り株価は一時16%上昇📈✅ドル円GDP発表後に155.31まで下落したが、程なくして反転し、0.21%高をつけた。✅個別株・ $INTC 8%安📉… pic.twitter.com/Jn8BHIuS2C— ブルーモ証券|米国株資産運用アプリ (@Bloomo_invest) April 26, 2024

2024年米国株の快進撃は続くのか

2024年米国株の快進撃は続くのか

2024年第1四半期、S&P500指数は10.16%上昇し、終値ベースで過去最高値を22回更新しました。同期の上昇率は2019年以降で最も高く、ナスダック総合指数の9.11%を上回る伸びとなりました。昨年は「マグニフィセント・セブン」と呼ばれる大型ハイテク株が市場をけん引していましたが、今年の第1四半期はアップルが11%、テスラが30%近く下落する一方で不動産を除く全セクターが上昇し、市場全体底上げ型の強気市場への移行が見受けられます。過去のデータによると、S&P500指数が第1四半期に10%以上成長した年は11回あり、そのうち9回は第2四半期も平均6.2%の上昇が続いています。この記事では、2024年第1四半期の米国株高騰の要因を解説し、第2四半期に個人投資家が注目すべき動向を考察します。目次2024年第1四半期の米国株高騰要因年内の利下げ観測生成AI関連株への期待第2四半期、個人投資家は何に注目すべきか?FRBの政策決定は最大の焦点高まる地政学リスクへの警戒米国株高騰の要因2024年第1四半期の米国株高騰には、主に2つの要因が挙げられます。1. 年内の利下げ観測今年の株価上昇がテクノロジーセクターを超えて広範囲に広がった背景には、連邦準備制度理事会 (FRB) の金融政策スタンスが背景にあります。FRBが3月の連邦公開市場委員会 (FOMC) で景気見通しを上方修正する一方、3回としていた年内利下げ予想を維持したことやパウエルFRB議長のハト派発言を受け、米経済がソフトランディングに向かい、企業業績の拡大が見込まれるとの期待が高まりました。CMEのFedWatchによると、現在市場は年内に3回の利下げを織り込んでおり、6月のFOMCで25bpの利下げが決定される確率を約54%織り込んでいます。米個人投資家協会 (AAII) の3月の週間調査でも、今後6カ月の株価見通しに「強気」と答えた投資家の割合が50%を超えた週が2回超えるなど、投資家心理はリスクオンムードにあります。同指標が50%を超えたのは過去3年で4回のみです。こうした楽観的な見方から、米国市場のバリュエーションは上昇をし続けています。S&P500種企業の業績予想に基づく株価収益率 (PER) は21倍と2022年2月以来の高水準を記録し、1985年以降の予想PERの平均15.7倍を大きく上回っています。ただし、バリュエーションが非常に高まっているとはいえ、2000年のITバブルにおけるピークの28倍とは大きな開きがあり、行き過ぎた投機色が見えるわけではありません。また、新規株式公開 (IPO) は比較的少なく、新規発行市場への高揚感は広がっていないようです。2. 生成AI関連株への期待一方ボトムアップサイドの要因としては、生成AI関連株の活況が挙げられます。2024年第1四半期において、半導体大手エヌビディアは82.2%の上昇を記録し、時価総額がアマゾンとアルファベットを抜き、米国市場3位まで急浮上しました。ChatGPTを提供するオープンAIと協業しているマイクロソフトや、AI事業に積極的な姿勢を見せているアマゾン、メタプラットフォームズの年初来上昇率もS&P500をを上回る伸びを見せ、一部の市場ストラテジストは上記4銘柄を「ファブ4(Fab Four=素晴らしい4社)」と呼んでいます。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスの分析では、S&P500指数の第1四半期の上昇分の半分近くがこの4社で占められたとされています。また、エヌビディアを抑えて、S&P500企業の年初来上昇率首位を飾ったスーパー・マイクロ・コンピューターはAIサーバー関連企業として注目され、第1四半期の株価上昇率は255.32%と驚異的な上げ幅となりました。第2四半期、個人投資家は何に注目すべきか?1. 「FRBの政策決定」は最大の焦点第2四半期のFOMCは、4月30日〜5月1日と6月11〜12日に実施を予定されており、特に6月FOMCでの「利下げ実施の有無」と参加者それぞれの金利見通しを示す「ドットプロット」は大きく注目されるポイントです。インフレ率は依然としてFRBの目標である2%を上回る水準である状況を考慮すると、一部の投資家は市場が織り込む75bpの緩和をFRBが実現できるか疑問を抱いています。3月のFOMCで示されたドットプロットでは、19人の金融政策当局者のうち約半数の9人が利下げを2回以下に留めました。投票権を持つボスティック総裁やウォラー理事からは利下げを遅らせる声も上がり始めており、ボスティック総裁は経済の力強さとインフレ率低下の鈍さを指摘し、「今年の利下げは年末や第4四半期に1回のみにするのが適切」との見解を示しました。また、投票権のないカシュカリ総裁からは、「インフレ鈍化の進展が滞る場合、年内の利下げは必要なくなる可能性がある」との発言もありました。このような利下げ見通しについて慎重な姿勢が、投票権のある中立派のFRB高官(パウエル議長やウィリアムズ総裁など)に波及すると、金融政策の見通しが大きく変更されることが予想されるので、当該高官の発言は注意が必要になります。2. 高まる地政学リスクへの警戒また直近では、FRB当局者が利下げ姿勢に加え、地政学リスクへの警戒も高まっています。4月4日の米国株式市場は主要3指数がいずれも1%超下落して終了しましたが、この日はイスラエルがイランと戦闘状態に陥る恐れが生じているという中東情勢の緊迫化と原油の大幅高が伝わりました。投資家の不安心理を示すVIX(恐怖指数)は2023年11月1日以来の高水準で引け、トレンド転換が意識されてくる可能性も指摘されています。